体を守る免疫力の司令塔とは?

健康管理士一般指導員 水澤

2010年11月01日 23:36

体を守る免疫力の司令塔とは?

免疫とは簡単にいうと、異物を直ちに排除し、病気から体を守る仕組みのことです。
人が生きる上で非常に大事な仕組みです。
免疫システムがなかったら、1秒だって無事ではないかもしれません。

さて、免疫システムはどこで異物とそうでない物を判断しているのでしょうか?

食べ物や細菌、ウィルスなどが体の中に入ってきたものから判別するわけですよね。
しかし、口、喉で食べ物を判断しているわけではないですし、胃で判断しているわけではないです。

実は腸で判断しているのです。口の先には腸があるわけですし。

腸には絨毛があり、その下にはバイエル板という器官があり、それはさまざまな免疫細胞から成り立っています。その免疫細胞がウィルスや病原菌をの特徴を把握して、攻撃・破壊するための抗体を作り出す細胞を用意して、口、目、鼻などに送り出しています。それらが最前線で戦っているので、目に見えるところに反応がでているんですね。

風邪引いている人の隣にいても感染しないのは、腸管免疫機能が元気に働いて、ウィルスや病原菌などとの戦いに勝っているからということですね。

腸内細菌のバランスって非常に大事だということがなんとなくわかるかと思います。

腸内の善玉菌と呼ばれる有益菌を増やすことで腸管免疫機能を活発にして、免疫力を高めることが可能です。

腸まで届く乳酸菌を取って、腸内の有益菌を増やしましょう!

特にヨーグルトなどの動物性乳酸菌は酸に弱く腸まで生きて届かない事が多いので、胃酸で死なずに腸まで届くプロバイオティクスの乳酸菌をとりましょう!

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